金持ちの思考

家計簿ソフトはしっかり選ばないと数年後、後悔する

 

 MASAKIです。

 

 私は自分で家計簿をつけ始めて8年以上になります。 

 

 投資をスタートしてから11年以上になりましたが、家計簿をつけ始めてからパフォーマンスが確実に上がったと感じます。

 家計簿をつけることがどれほど大きく投資結果に影響するかという記事
家計簿をつけないで投資で一攫千金を狙うことがなぜ無意味なのか

 

 私は家計簿をつけ始めた時から、パソコンにインストールしてある家計簿ソフトを使っています。ソフトだとレシートをその都度入力すればあとは勝手に集計してくれるので、手書きに比べるとかなり楽だと思います。

 

 家計簿をつけることを継続できなくなる理由は、やはり、面倒臭くて時間がかかるからだと思います。家計簿ソフトを使うことでこの難題をクリアできるのであれば試してみる価値があります。

 

 また、ソフトを使うと後々、自分の支出を検討する際にグラフ化できたりして、使い勝手が良いところも利点です。

 

 今回は、これまで私が使ってきたソフトについてお話しします。また、家計簿ソフトを選ぶ上で注意しなければいけない点についてもお伝えします。

 

 

無料ソフトを使って失敗しました

 私は長期間に渡って、無料の家計簿ソフト『記帳風月』を使ってきました。このソフトは非常に優れた使いやすいソフトでした。機能の面では何の問題もありませんでした。

 

記帳風月

記帳風月

 

 しかし、ある致命的な問題により今はもう使っていません。このことについては後にお話しします。

 

 ここで、私が考える、家計簿ソフトが絶対に備えていなければならない機能を紹介します。

 

  1. 費目が詳細である。(カスタマイズ可能である)
  2. 日計りでの入力が可能。

 

 この2点です。 なぜ、この2点が必要なのか簡潔に話していきます。

 

1)費目が詳細である(カスタマイズ可能である)

 家計簿というものは、ただ自分がいくら使ったかを記録するだけではそもそもつける意味がありません。

 

 後々、過去の自分の支出を費目ごとに相対化することで、自分がどのような支出の習慣を持っているのか客観的に把握することができるのです。

 

 私が家計簿ソフトに備えていて欲しいと考える具体的な費目を書き出すと、

食費
消耗品
教育費
衣類
光熱費
娯楽費
交際費
交通費
通信費
保険料
税金

 

 これくらいは用意されていて、さらに各項目ごとに内訳が分岐していて欲しいです。例えば、教育費の欄の下層に授業料、書籍代、CD・ビデオ...みたいな感じです。

 

 そうじゃないと、自分が何に対してお金を使ったかがごちゃごちゃになってしまいます。こうなると後から俯瞰的に自分の消費行動を評価できなくなってしまいます。

 

 手書きでこんなことをしようとすると一仕事ですが、ソフトを使えば労力は変わりませんから。

 

 

2)日計りでの入力が可能

 これは毎日、日付ごとに入力できるようにデザインされているかということです。私は、家計のレシートはソフトに入力した時点で捨ててしまいます。このスタイルだと余計なレシートを保管する必要がありません。

 

 家計簿ソフトによってはレシートを一ヶ月分保管しておいて、月に一回まとめて集計するタイプのものもありますが、袋か何かに保管しているレシートを月に一回ひっくり返して集計し直すなんて想像するだけで鬱になりそうです。

 

 私が長らく使っていた『記帳風月』もこの2点を備えていました。しかし、ある大きな問題が生じました。

 

 

バージョンアップサポートの終了

 

 これがあるんです。

 

 とりわけ無料のソフトに言えることは、ソフトの製作者の方がサポートを終了してしまうと、OSが新しくなっていくなどしていずれソフトそのものが使えなくなってしまうということです。(有料ソフトでもよほど有名なもの以外は同じかもしれませんが)

 

 せっかく長い期間地道に入力し続けてきたデータが、ある日突如として使えなくなるのは痛いです。

 

 ですので、現在パソコンの無料ソフトやスマホの家計簿アプリを使われている方は注意が必要です。家計簿ソフトを選ぶ際には、そのソフトが将来にわたってバージョンアップサポートを受け続けられるかどうかを判断基準に入れるべきだと思います。

 

 

私が使えると感じた家計簿ソフト

1)エクセルテンプレート『my money my life』

 my money my life

 

 マイクロソフト社がエクセル利用者に無料で提供している家計簿テンプレートです。

 ここからダウンロードできます。
エクセル家計簿テンプレート

 

 視認性の高いデザインでデータの入力もしやすいです。費目欄が固定支出と生活費に分かれていて、頻繁に入力することになる生活費の入力欄は日計りで記入できるようにデザインされています。

 

 貯蓄目標と目標達成予定日を入力すると、目標金額までの差額を自動的に算出したり、収支を入力するだけで月ごとの支出や年間の収支概要をグラフ化する機能があります。表計算ソフトならではの長所を感じます。

 

my money my life グラフ

グラフ化機能がある

 

 マイクロソフトoffice Excelのテンプレートなので、サポート終了により過去データを開けなくなる心配をしなくて良いのは大きな魅力だと感じます。

 

 ただ、私が少し気になるのが生活費の費目が、食費、日用雑貨、教育・教養費、それ以外という項目に設定されており、もう少し詳細な費目が用意されていればさらに使いやすいのではないかと感じました。この辺は使う人の好みの問題です。

 

 他に何か良さそうなテンプレートがあれば教えてください。自分でエクセルをいじって作れれば一番いいのでしょうけどね。

 

 

てきぱき家計簿マム

 

 

 結局、私はこのソフトを使っています。累計3000万本を出荷した、国民的家計簿ソフトというメーカーのコピーをそのまま信用しました。

 

 細かい機能がたくさんついているようですが、販売実績があり利用者も多いソフトなので、割合長い間使えそうだという点と、費目の詳細さ、そして日計り入力が可能な点が気に入り購入を決めました。

 

 2,500円くらいしましたが、中途半端な家計簿ソフトを探し回る労力は想像以上のものです。(上記のエクセルテンプレートの費目がもう少し詳細だったらそれを使いたかったです)

 

 パッケージのキャラクターデザインが微妙に初音ミクを意識した感じで不安を覚えましたが、今までのところ問題なく使えていますので、しばらくこれでいってみようと思います。

 

まとめ

 せっかく家計簿ソフトを使うのであれば、

  • 費目が詳細。(ソフトを使えば労力は変わらない、後で自分の消費を分析しやすい)
  • 日計り入力ができる。(レシートを保管しなくて済む)
  • 長期的にバージョンアップサポートを受けられる。

 

 これらの条件を備えたソフトを選ぶことができれば、煩雑だと言われる家計簿記入も案外、楽に続けられそうです。

 

 

 

-金持ちの思考

© 2024 日本高度成長研究所