私の投資法 金持ちの思考

本物の『資産』とは何かを知ることでのみ人は貧困から抜け出せる

MASAKIです。

今日は、自分がこれまで12年もの間、投資家として一番大事にしてきた知的習慣についてお伝えします。

『資産』についての話です。

経済的自由を手に入れ、配当生活を実現するうえで最も重要な秘密です。これを知らずに不用意に投資に手を出すことで失われるお金、時間、労力を考えれば、この投稿を読み進める価値は大きいはずです。

私が投資をする際に心がけていることはシンプルです。

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『本物の資産』を買い続ける。

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これだけです。本当に。あるときからは、これだけを考えて行動しています。すると投資のみならず、経済面すべてにおいて良い結果が出始めたのです。その結果、血眼になってトレーディングすることは急激に減っていきました。

 

本物の資産とは

私たちが生きるこの資本主義経済で、経済的安定を実現するためには、まやかしではない本当の『資産』を手に入れる必要があります。

しかし、世の中の多くの人にはどうしてもこれができません。

なぜでしょうか?

それは、資本主義とは、世の中の人間の眼から『本物の資産』を覆い隠し、『偽りの資産』のためにどれだけ多くお金を使わせるかを争うゲームだからです。

この世界で普通に生きている限り、永遠に偽物の資産を手にするために消耗し続ける羽目になるよう世の中そのものがデザインされているのです。

『本物の資産』とは何か?そのことについて各人が主体的に行動し、調べ、学ばない限りは、それを知ることはできないでしょう。残念なことに学校で先生が手取り足取り教えてくれることもありません。そもそも先生自身がお金についての教育を受けていないわけですから。

私は、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」という書物を通して『本物の資産』を知るきっかけを得ました。

あなたは、資産とは何ですか?と問われれば何と答えますか?

持ち家、土地、車、別荘、お金......

恐らく多くの人がこのようなものを頭に思い描くと思います。しかし、残念ながらこれらは資産ではなく負債だと上記の本の登場人物である金持ち父さんは言い放ちます。

「負債!?どういうことだ!?」初めてこのくだりを読んだ当時の私の混乱と衝撃は相当なものでした。

では、その定義を明確にしてもらいましょう。金持ち父さんの「資産」と「負債」の定義はシンプルなものです。

『資産』とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの

『負債』とは、あなたのポケットからお金を奪っていくもの

このように定義づけています。そして、ひたすら『資産』を買い続けることに集中することができれば、金持ちになれると説いています。

この定義の中で、すごく特徴的な考え方だと感じる部分は「ポケットにお金を入れてくれる」。つまり、資産が生み出すキャッシュフローをとても重視しているところだと思います。

例えれば、株でいうと「配当金」「株主優待」。不動産でいうと「家賃収入」を資産価格の上昇による売却益と同じくらい、あるいはそれ以上に重要視しているということです。

私は、この点こそが普通の人が投資で長期的に成功するためにはものすごく大切になってくる、投資の成否を分けるカギだと考えています。

こういう話をすると、「配当狙いで投資をするなどバカげている」「経済的に合理的な行動ではない」「ミスリードだ」と揶揄されそうですが、私は、人間はそもそも非合理な存在であり、合理的であろうと努力するほど大きなストレスを抱えることになり、生きづらくなると思っています。

そんなストレス、フラストレーションを抱えた状態で投資判断を下そうとするからへまをやらかすとさえ思っています。

 

持ち家は資産なのか?

上記の「資産」と「負債」の定義は拍子抜けしてしまうほどシンプルな考え方です。それなのに世の中の多くの人はお金が足りないという問題で頭を悩ませています。

その理由も明快に述べられています。それらの人がお金の問題で苦労するのははただ単に『資産』と『負債』の違いを知らないからであり、負債を資産と思いこんで保有してしまうからだというのです。

資産というと、会計学用語であり、一般的には金銭、証券、土地、建物、自動車など、お金で換算できるもの全般を指すものと考えられています。当然、持ち家や土地などの不動産は資産として認識されます。

ですが、金持ち父さんの定義では、[su_highlight background="#fffc99" color="#ff1c2b"]キャッシュフローを生み出さないそれらは資産どころか負債[/su_highlight]だということになります。ものの考え方一つでこうまで違うものなのです。恐ろしいことです。

例えば、沢山の人が最大の資産だと信じている持ち家について考えてみます。

持ち家を買うとなれば、、、

  1. 通常は住宅ローンを利用することになります。この時点で、毎月のローンの返済義務が生じます。
  2. 固定資産税などの税金がかかります。
  3. 外壁塗装費用などの修繕維持費が必要です。
  4. 新しい家ができたとなれば、それぞれの部屋に新たな家具、家電製品が入り用になり、、、

 

つまり、持ち家は「あなたのポケットからお金を奪っていくもの」であり『負債』ということになります。

結構、世知辛い内容になってきましたが、持ち家を買うなと言いたいのではなく、私たちが将来的に経済的安定を実現するためには、買い手にとって「持ち家は資産ではなく負債」であることを理解する必要があるのだと思います。

 

キャッシュフローを生み出す資産

ではキャッシュフローを生み出す資産とは、これは具体的には

  • 不動産
  • 株式
  • 投資信託
  • 債券
  • 手形
  • 音楽、書籍など知的財産の著作権、特許権

が挙げられます。

ロバート・キヨサキ氏の得意とする分野は不動産取引であり、本の中では不動産取引について多くを割かれています。しかし、アメリカと日本では関連する法律や社会環境が異なりますので戦略は異なってくるでしょう。

私にとっては株式がメインの市場です。ですが通底するマインドセット、考え方は本質的に変わりません。基本となるのは「資産と負債の違いを知り」そして「資産を買うことに集中する」

この考えの基礎、土台の上に、株式の売買スキルが乗るイメージです。

私は自分の人生において経済的自由を実現するためには、すべての消費行動が投資的意味を持っていなければならないと思っています。

ここでぜひあなたにチャレンジしていただきたいことがあります。

日常の中で、お金を使う瞬間に「これは俺にとって投資になっているだろうか?」「これは負債ではなく資産なのだろうか?」と自分に問いかけてみて欲しいのです。

やってみるとこれはものすごく深い問いであり、すぐには答えを出せないことに気づくと思います。しかし、このような小さな行動を習慣にしてみて下さい。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「習慣が人を作る」という言葉を残しました。この記事をあなたにとってより良い経済環境を実現するための小さな行動を起こすきっかけとしていただきたいです。

 

 

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