金持ちの思考

家計簿をつけないで投資で一攫千金を狙うことがなぜ無意味なのか

 

 MASAKIです。

 

 あなたは家計簿をつけるのは好きですか?

 

 私は面倒臭くて好きではないです。

 

 家計簿をつけるとなると、レシートを捨てずに集めておかないといけないですし、一々家計簿に記入していく作業はいつまで経っても好きになることができません。

 

 たまに、記録できていないレシートが机の上に大量に溜まってしまうことがあります。

 

レシートの山

 

 それでも私は自分の手で8年近くもの間、欠かすことなく日々の細かな出費を全て家計簿に記録し続けています。

 

 レシート一枚一枚を、パソコンにインストールしてある家計簿ソフトに、テンキーをカチャカチャしながら打ち込み続けているのです。 

 

[voice icon="https://japanhighgrowthinstitute.com/wp-content/uploads/2017/04/granma-03-e1493526217639.png" name="" type="l icon_red"]億り人なのに、ちまちまレシートを溜め込んで記録してるんですか?[/voice]

 

 その通りです。私の目からすると、家計簿すらつけないで投資でリターンを得ようとすることは、経済面でのバランスを欠いたものすごく偏った行動に映ります。

 

 家計簿をつけるという地味で面倒臭い作業の積み重ねが、一人の人間の長い人生を考えた時、経済面で決定的な影響をもたらすのです。

 

 このブログでは、私が投資家としての経験してきた実体験を元に『正しく投資することで経済的な力を手にし、人生をより彩りあるものとする』ためのお話をしています。

 

 そのためには、単に学術的に合理的な投資方法(インデックス投資)を知って、それをそのまま実践すれば良いという単純な話ではないと考えています。そもそも人間は、頭で理解したからといって、機械のように精密に合理的に行動できる存在ではないからです。

 

 でも、この『家計簿をつける』という作業は、シンプルでやろうと思えば誰もができることです。なおかつ経済面でものすごくリターンの大きいアプローチだと考えています。なぜだと思われますか?

 

 

問題を直視する

 多くの人は、 

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  • 「日頃から頑張って節約しているのに、思うように蓄えが増えていかない」
  • 「販売ランキングトップの投資信託を買ったけど納得いく運用成果が得られない」
  • 「雑誌で推奨されていた急騰予想銘柄を目にするとついつい飛びついてしまう」

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 このように経済面でのフラストレーションを抱えています。その原因の多くは、本人も気づいていない何らかの『お金にまつわる問題』を抱えてしまっていることにあると私は考えていますそしてその問題を根本的に解決しない限り、経済面での具体的な成果を期待することは難しいものなのです。

 

 どんな分野においてもそうなのですが、何かしらの問題が存在している時は、まず『それを直視しない限り変化させることはできない』ということをお伝えしておきます。

 

 これは私が、とある国の山奥で仙人生活をしているメンターから伺った話なのですが、世の中のたくさんの人が、変えたいと願いながらも自分が持っている悪い習慣をやめられなかったり、弱点を克服できない理由は、『それを直視することができない』『それを認めることができないから』だと言うのです。

 

 私たちは自分の抱えている問題を直視し、認めることができない限り、それを変えるという決断がどうしてもできないのです。

 

 ですので、まずは最初にそれを認める、直視するというところからスタートしなければなりません。そして、それを可能にするのが『家計簿をつける』という作業なのです。

 

 

貯金や投資をする前に身につけるべきスキル

 このブログには、検索やツイッターなどから何かしら『投資』に関するヒントを求めて訪れてくださる方が多いと思います。でも投資をする前に必ずやらなければならないことがあります。

 

 それは、無駄遣いを減らすことです。

 

 貯金を増やしたり、効果的な投資をしたいと思っても、無駄遣いが多ければ大事な元手を残すことができません。でも、自分の手元から出ていっているお金を漠然と『だいたいこれくらいだろう』くらいにしか把握しようとしない人は多いのです。

 

  マイナビニュースの調査によると、家計簿をつけている人の割合は以下の結果となっています。

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Q.あなたは家計簿をつけていますか?

つけている 43.2%
つけていない 56.8%

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マイナビニュース: 家計簿、つけていますか?

 

 家計簿をつける作業は、確かに精神的なしんどさが伴います。自分の支出と数字という誤魔化しの効かない形で正面から向き合う必要がありますから。

 

 しかし、これは利点でもあります。お金とは愛などの感情とは違って、数字で表せるものなのです。私たちは家計簿をつけることで、具体的に明確に、出ていっているお金の流れを認識することができます。

 

 

支出欄をコントロールするスキルを身につける

 先ほども述べましたように、人間は知らず知らずのうちに、お金にまつわる問題を抱えてる場合が多いです。しかし、家計簿をつけてお金の動きを直視していくと、客観的に自分の盲点を知ることができるのです。

 

 自分では気づかないような、支出の罠や悪い習慣が浮かび上がってきます。それを知ることができれば、出ていっている『お金を止める』ことが可能になります。

 

 つまり、

 

 家計簿をつける力を身につける=支出欄をコントロールするスキルを身につける

 

 ということなのです。

 

 

コストを把握する『習慣』を持つことの大切さ

 下掲の調査によると、30代・40代の4人に1人が貯蓄ゼロであり、半数以上(53.7%)が貯蓄額50万円以下ということです。

 

30代ー40代平均貯蓄額

SMBCコンシューマーファイナンス:「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2017」

 

 私たちが生きている資本主義社会を突き動かす力の根源には『金融市場』というレバレッジが存在しています。投資という形でその力を味方につけることができない限り、私たちは時間という資産を失い続けることになります。

 

 資産を構築する上で一番大事なこと。それは正しい『習慣』を持つことです。家計簿をつける習慣を身につけることができれば、「なぜかお金が貯まる」という習慣もまた形作られていきます。

 

 そのような正しい習慣を身につけることができれば、あなたはご自分の人生にある種の余裕が生まれていることに気づかれることでしょう。

 

 近いうちに私の使用している家計簿ソフトについてお話ししたいと思います。手間がかからないので私はパソコンソフトを利用しています。

 

 

 

 

 

 

 

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