皆さん、はじめまして。いきなりですが、あなたはこれまでの人生で
「投資」で失敗したことはありますか?
ここで言う投資とは、株、債権、不動産などそういったものへの投資のことです。
実は、私は幾度となく酷い失敗を繰り返してきました。
私が投資を始め、最初に株を買ったのが、あの有名な2006年1月の「ライブドアショック」発生の前日の日のことでした。
投資を始めたきっかけ
申し遅れました。
私は、投資家のMASAKIと申します。
私は、現在、長期投資家として国内外の、株、投資信託、債権、REITなどからの配当、分配金により年間550万円程度の収益を手にしています。(現金、株主優待を合計した額です)
つまり、資産が生み出すキャッシュフローにより生活可能な環境を手にすることが出来ました。
なので、若くして[su_highlight background="#fffc99" color="#ff1c2b"]経済的に、引退生活を実現することが出来たのです。[/su_highlight]
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今日は、私がどのようにして、投資家として生活を立てていける程度の経済的成功を手にすることができたのか。
詳しく話していきます。
初めて株を買った翌日にライブドアショックが発生
私が実際に投資をスタートしたのは、今から、10年以上前の2006年まで遡ります。忘れることは出来ません。私が、初めて買った株はリソー教育という銘柄でした。
当時は、自分なりに真剣な思いで投資を学ぼうと決意し、これはと思った投資関連の本を20冊程度は頑張って読みあさりました。
そして、
「俺は投資の基本は身に付けた」という、今振り返ると本当に甘すぎる認識のもと、銘柄を選択し、思い切って50万円程度の資金を使って買い付けました。
その資金は、それまで引っ越し屋、スーパーの野菜売り場、新聞配達などをして働き何年もかけて少しずつ貯金して貯めていたお金でした。
緊張により汗ばむ手でマウスを握り、ネット証券のトレーディングツールから買い付け注文を出しました。クリックした人差し指は震えていたように思います。
無事、約定(売買の成立)していることを確認した後、自分が初めて買った株がどうなるのか期待をしながらその日の夕刻を迎えました。
そしてその時、日本中を揺るがす、あるニュースが駆け巡りました。証券取引法違反容疑で、東京地検特捜部がライブドア本社に強制捜査をおこなったというニュースでした。
損失を確定する手が震えました
翌日の、午後から市場は急激な下落へと転じ、私は、半ばパニックに陥りました。持ち株をどうすればいいかもわからないまま(何の経験もない若造に急落時の対処の仕方などわかるわけもありません)、何日か我慢した後、仕方なく損失を受け入れ、すべての持ち株を売却しました。
損失の額は数万円程度だったように思います。しかしそのことよりずっとショックだったのは、売った後に株価が上昇していく様子を訳も分からず見ていることしかできない自分の無力さでした。
[su_highlight background="#fffc99" color="#ff1c2b"]「とにかく利益を得られる方法を知りたい...」 [/su_highlight]
そして、
当時、巷で耳にするようになっていたデイトレーダーという存在を知り、藁をもすがる思いで、株の短期売買について学び始めました。
孤独にモニタとにらめっこする日々のはじまり
まず、書店にある本で興味を持ったものは片っ端から買いあさり、そこに書いてある具体的なアプローチについてしらみつぶしに実践し、試していきました。有名なトレーダーの手法についても調査・研究し、自分の売買に取り入れることが出来ないか追求しました。
そして、そこから得られた結果は逐一エクセルに記録していき、最も機能する手法について洗い出し、更に自分のトレードを改善すべく躍起になる日々へと没入していきます。
私は、ますます株のトレードにのめり込んでいきました。その結果、少しずつ成果が現れるようになったのです。
勝率9割を超えたのに資産は増えない・・・
数年間に及ぶトレーダーとしての昼夜を問わないチャレンジの結果、私はそれなりの成績を収められるようになっていました。そして、最終的に私の売買成績の勝率は9割を超えていました。
皆さんは、勝率9割を超えるトレーディングテクニックと聞いてどのように感じますか?
実は私は、この勝率9割超えを記録した時、トレーダーとしての自分の限界を確信しました。これ以上このような生活を続けていくことは難しいと静かに受け入れるよりほか無いことを悟ったのです。
その理由は、2つあります。
まず一つ目の理由は、技術的なところでいうと、株の短期売買においては、勝率が高いことと、利益の伸びの間にはほとんど相関関係がないということです。
どれだけ、小さな利益を高い確率で積み重ねることが出来たとしても、まれに発生する損失を完全にコントロールすることが出来なければ、利益を伸ばす事はできないという、恐ろしく大きな壁にぶつかったのです。
しかも、
損失のコントロールは、勝率が上がれば上がるほど、それに比例して難しくなるという無慈悲な現実を体験しました。
うまく説明できているか分かりませんが、自分の手法の精度が上がるほど、自分の予測と反対の結果が出た時の対処が難しなるということです。
例えるなら、生まれてこの方、一度も嘘をついたことのない正直者がいたとして、その人が、生まれて初めての嘘を付いたとしたら、その人物を知るすべての人はコロッと騙されてしまうと思います。
私は結局、短期トレードにおいてこの壁を乗り超えることは出来ませんでした。
もう一つの理由、そして、自分がこれ以上トレードを続けられないと考えるに至った最大の理由は
[su_highlight background="#fffc99" color="#ff1c2b"]毎日、モニタに向かって株価の小さな利ざやを見つけて利益を得るという行為そのものに、社会的、経済的、生産的な意味を見出せないことでした。[/su_highlight]
せっかく親に与えてもらった1つの命をほんの少しでも、この日本を、この世界をより良くするために使いたいというささやかな、正直な気持ちを無視することができなくなっていたのです。
そうは言っても、自分一人の経済的自立も実現することができず、「自分は、一体これからどうすれば良いのだろう」と思いあぐねて、ヒントになりそうな本を読みあさりました。(身の回りに頼りになりそうなものが本くらいしか思い付かなかったのです)
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- 経済面で、短期的な成功ではなく、長期的な成功を実現するためには?
- 人間として暮らしを立てられる経済的基盤をつくるためには?
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そんな中、一冊の書籍と出会いました。
運命を変える一冊との出会い
2つの質問に対する答えがこの本の中に書かれていたのです。
今振り返ると、この本との出会いが自分が投資家として資産を築く上での最大の転換点となったように思います。
例えば、この本の中に、こんな一説がありました。
金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む。
そして、こう続けます、資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金を取っていく。
私はそれまで漠然と、資産といえば、かっこいい車や、大きな庭付きの自宅、それに合わせた家具や、最新の家電製品のようなものだと考えていました。ですがこの一節で自分のお金に関する現実が崩れ落ちました。
まず、すぐに身の回りの負債を見直し、読まない新聞、余計な雑誌、チラシを見て飛びついて買っていたそれほど必要でもない栄養補助食品などの余計な支出をすべてカットしていきました。
貯金していた現金は、比較的短期で引き出すことのできるネットバンクの定期預金や個人向け社債などに振り向けて、少しでも資産からキャッシュフロー(お金の流れ)を発生させるために行動を変化させはじめました。そして、
これまで培ってきたトレーディングのスキル、経験をより長期的な観点で見直し、中・長期投資のスキルとして活かせる道はないものかを考え始めました。
強く心掛けたことは、「短期的に売却益を得ようとする気持ちを手放す」というものでした。
複数の投資対象からどれかを選ぶときは、確かな価値があり、価格水準が魅力的だと判断したのであれば、必ず、しっかりしたキャッシュフロー(具体的には配当金や分配金)が付いてくるものを選び始めました。
また、たとえ買値から下落してしまい含み損を抱えることになったとしても、「長い目で見て20年間も保有していれば、資産からのキャッシュフローで補填できるじゃないか」。そのようなマインドに考え方をシフトし、それまでのトレーダーとしての自分とは金輪際決別すると決意しました。
[su_highlight background="#fffc99" color="#ff1c2b"]すると、たちまち、投資結果が劇的に改善し始めたのです。。。[/su_highlight]
・・・ブログを書くのは一仕事ですね。ちょっと出かけてきます。続きは次の機会にお話ししますね。
このブログを通して
現在、日本に生きる私たちは、たくさんの経済的な不安を抱えながら暮らしています。
- 思うように上昇しない労働賃金
- 将来の年金受給への不安
- 消費増税による重税感
- 近年続いている原油価格の上昇
- 円安による輸入品価格の上昇
- 世界的な低金利時代の到来
などなど、今後世の中がどうなっていくのかが見通しにくく、これまでうまくいっていたやり方がうまくいかず、何となく停滞感がある。
一方で、2000年代以降の、インターネット通信環境の爆発的な拡大と情報革命進展の勢いは衰える様子を見せません。このような状況は、じっくりと投資を学び、実践していく上でとても恵まれた環境と言えます。
何が言いたいかというと、「情報」という非常に価値の高い人間の発明品を瞬時に入手し、見極めることで、価値あるものに対してお値打ち価格で投資する環境が目前に整えられているということなのです。
安心してください。私の身の回りの知人には「これまで投資なんてしたことがない」という人がほとんどです。私の投資手法は非常にシンプルなものであり、このブログで発信される情報は常にそのような方に向けられたものです。
私は、今後日本がこれまでと変わらぬ繁栄を継続していくためには、「投資」という視点が不可欠になると考えています。日本人ひとりひとりがより積極的にお金について学び、保有する資産を効果的に運用することが、欠くことのできない能力になる時代に突入しつつあるとの思いがあります。
今、私は投資家としての経験を伝えることが必要なのだと思い立ちました。
そして、ブログで記事を投稿し、皆さんとともに考えることで自分自身も投資家として進化していきたいです。
世の中は変化しています。そしてその変化は必然であり、どんなに嘆いたところで、時間を逆回しして過去に戻ることはできないのです。そのような世界で最も重要なことは、その変化に順応する勇敢さだと思います。
今後、このブログを通して、自分の投資に対する考えかた、具体的な投資手法などについて語っていきます。
よろしくお願いいたします。