MASAKIです。
今日は投資の世界の基本的作法としてテクニカル分析と並び称される、ファンダメンタル分析について私の実際の経験から得た見解をお伝えしたいと思います。
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ファンダメンタル分析
株式投資においては、企業の業績や成長力などについて調べ、将来の株価を予想し自分の投資に役立てるためのスキルのこと。
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あなたはファンダメンタル分析は得意ですか?
私は、とても苦手です。時間がかかりすぎる上に、個人ができることは限られており、リターンが少なすぎてげんなりしてしまう行動だと思えるのです。
- 年次報告書10年分集めて読み込んでいく。
- 東証に上場する3,500銘柄について5年分の財務諸表を集めて業績の推移を確認していく。
- IR情報について逐一、最新の情報をチェックしていく。
- 新しい投資候補を求めて上場している企業のビジネス内容についてしらみつぶしで学習していく。
こんなことに丸1日を使っていると高確率で家庭内崩壊の危機をを迎えることになってしまうのではないかと心配になります。(ちなみに、私は独身です)
実際問題、これを現実的な投資のリターンへと反映させるとなると結構やっかいなものなんです。時間だけ取られた挙句、結果を得られないなんてことになれば何のためにやってるのかわからないですよね。
なので、どうにかしてうまく代替する方法はないかを考えてきました。
私が思うに、このように投資活動に伴って生じる自分に対する負荷をなるべく減らすという考え方は長く投資で成果を上げていくために非常に重要な視点です。
私は、中・長期投資において個人投資家に対し、金科玉条のように企業分析力を要求する考え方はとても危険であると考えています。
どうしてだと思われます?
ファンダメンタル分析の罠 その1
それは、企業分析という高いハードルを自分に課してしまいせっかく訪れた絶好の買い付けのチャンスを逃してしまう人を私はたくさん知っているからです。
「この企業は高値からずいぶん売られているけどどうだろう?でも、まだファンダメンタル分析に自信がないから危険かもしれない」
といった具合に、自分の行動にブレーキをかけてしまうんです。マーケットはあなたのために親切に分析の時間を作って待っていてくれるわけではありません。
せっかく投資を始めようとして学び始めた人が挫折してしまったり、企業分析に労力を使い過ぎて、買い付けの絶好のチャンスを逃してしまう原因となるのがファンダメンタル分析にはまり込むことの弊害だと感じています。
ファンダメンタル分析の罠 その2
企業分析の重圧が投資結果にとってマイナスとして作用することの二つ目は、
個人の保有銘柄数が限定される問題が挙げらると思います。
どういうことかというと、
ファンダメンタル分析にこだわりすぎてしまうと、個人が自分のポートフォリオを正しく維持、管理していくために保有銘柄をだいたい数銘柄(5.6銘柄)程度に限定したほうがよいという考え方から抜け出せず、せっかくのチャンスに気づくことができないまま、機会損失を被ってしまうというマイナス要素があるのです。
私の経験上、投資でよい結果を得るためには、優れた買い付けの機会はなるべくたくさんあるほうが良いです。
このように少数の主要銘柄で保有銘柄を構成することをルールとして自分に課してしまうと、各企業の成長ストーリーに傾倒してしまい易く、値動きや売りの入り方に注意が向かなくなり、買い付けのタイミングが甘くなってしまい易くなると考えます。
実際、実用レベルで有益な、要するには投資で利益をあげられるほど質の高い企業のファンダメンタル分析という作業はプロの証券アナリストが大変な労力と時間をかけて実際に現場に足を運び、はじめて成果が得られるという分野です。
個人にとってこの分野に作業の時間を使いのめりこんでしまうと、いくら命があっても足りないくらいブラック企業も真っ青になるほどの身を削る激務生活に足を踏み入れてしまうことにもなりかねません。
私は、株式投資をスタートする段階では少なくとも、基本的な企業分析を外部におまかせすることがうまくやるための重要要素だと考えます。
おまかせコースで億越え達成です。
生き馬の目を抜く投資の現実世界においては、訳のわからぬかたくなな執着心は命取りになります。
ご自身の大切な体を無理してすり減らしてしまってはいけません。
ファンダメンタル貧乏を抜け出す方法
では私が実践している解決策を公開します。
具体的には、
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- 外部の企業分析サービスを利用する。
- 証券会社で担当していただいている営業の方から、投資候補に関するレポートをもらう。
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などです。
落ち着いて周りを見渡せば、私たちの身の回りには投資に必要な社会インフラが贅沢すぎるほどの形で整備されていることに気付くはずです。
それらの力を活かすことでびっくりするほど投資に対するプレッシャーを軽くすることができるのです。何も自分で抱え込んでしまう必用はないんです。
まず、ざっとこれらの情報でファンダメンタル分析を行いさらに必要なら、自分で掘り下げていけばいいと思います。
まとめ
- 投資する上でファンダメンタル分析は大事な要素。
- でもそれをあなた一人で行う必用は無い。
- 時間的にも質的にも自分一人でやるのは簡単なことではない。
- 外部のサービスの力をうまく使い、自分の作業負担を軽くすることが長期的に投資で成功するためにはとても大事。