MASAKIです。

 私は年に一回、一月に家計のバランスシートを作成します。

 

 銀行預金の残高、証券会社に準備してある買付余力、保有している株式の時価、年金の原資、家に残っている商品券の額までちまちまと集計していき、資産と負債の全体像として把握します。

 

 時間もかかりますし面倒臭い作業なのですが、これをやり始めてから運用の成績が確実に好転しました。特に精神面でのプラス効果が絶大です。この作業の利点についてはまた改めて書きたいと思います。

 エクセルにまとめたデータを元に2017年1月時点での私のポートフォリオ構成比率をグラフ化しました。

2017年 金融資産構成比率

 




日本のストックビジネスを中心とした構成

 私の投資スタイルを端的に言い表すと、

 

  1. イベント発生時の値動きを基本とした銘柄選択
  2. 保有銘柄が生むキャッシュ・フローを重視する

 

 この2点が挙げられると思います。ですので私は『トレーダー』と『中・長期投資家』、二つの特徴を併せ持つタイプなのだと思います。

 

 投資をスタートしたのが2006年1月ライブドアショックの前日で、その当時は株の短期売買を繰り返していました。徐々に売買の間隔が伸びていき、今ではあまり売却益を狙うことはせずに新たな配当金・株主優待を今あるポートフォリオに追加していき、インカムゲインを拡大していくというスタイルに変化してきました。

 

 現金収入や売却益をなるべく浮き沈みの少ないストックビジネス銘柄へと形を変えることで今のポートフォリオを積み上げてきました。ストックビジネスとは蓄積された資産から利益を生み出すタイプのビジネスモデルのことで、例えば、不動産管理業やビルや駐車場など転貸事業などがすぐに思い浮かびます。

 

 私のポートフォリオでは、参入障壁が比較的大きい鉄道会社、航空会社、大都市圏の一等地に店舗を保有するメガバンク、自動車メーカー、通信事業会社、大手キャリア、コングロマリットなどです。また、REITの保有割合が高いのも特徴だと思います。

 

結構、保守的です。

 

 こうなった理由を思い返すと、やはりリーマンショックを体験したことが大きいのだと思います。当時、終わりがくるのかさえも判らない景気後退の中で日経平均株価は7千円を割り込む水準まで下落しました。

 

 その過程で、かつて積極経営で隆盛を誇った新興不動産ディベロッパーなど、経営破綻・再編を余儀なくされる企業がいくつも見られました。また、日本を代表する大手電機メーカーや自動車メーカーが巨額の最終赤字を余儀なくされました。そんな中、利益の一部分を資産からのキャッシュフローというストックビジネスで得ていた企業が破綻や吸収合併を回避していく姿がありました。

 

 人間、「いい時はいい」んです。個人投資家も企業も「絶好調なとき」「儲かってるとき」は何も問題ないんです。大事なのは、よくない時にどうするかだと思います。私は、調子の良い時にこそ、 不景気になったとしても暮らしを立てていけるキャッシュフローの基盤を確保していくことが重要 だと考えています、

 

 相場の上昇局面よりも下降局面でこそ力を発揮しやすい資産構成を意識しています。

 

100%現物へのこだわり

 昨今、インデックスファンドやパッシブ運用という言葉が市民権を得つつある流れからすると個別銘柄での保有が多いです。全体の7%を閉める国内ETFはTOPIX連動型ETFで保有しています。

 

 また、私は基本的に借金をしない人間です。なので、

 

こんな低金利なのに信用取引をしないなんて!勿体無くないですか?

 

 

 と聞かれても、「やめといた方がいいです」と答えます。これも経験上言えることで、信用枠で買付を行うと相場観が崩壊しやすいということと、マーケットの急激な変動をもろともせず生き延びて長期的に資産を増やしていくのは信用取引を使わない人である場合が多いと感じるからです。

 

最も多く買った年は2012年

 年によって違いますが、毎年、いくつかの銘柄を買い増していく感じです。基本的に高値を追っていくタイプではなく、下落するものの中から自分の基準を満たしたものを拾うのが私の得意とするところです。最も多く買い付けたのは2012年です。

 

 現在、資産規模は億越えでの運用となっています。ポートフォリオからのキャッシュフローは変動はあるものの、数百万円くらいです。2017年に入ってからの売買はまだありません。直近の売買は、昨年暮れの東芝売却です。

 

 いずれは訪れるかもしれない相場の急激な調整に備え、キャッシュは多いに越したことはないと考えていますが、買付のチャンスが来た時はキャッシュは使い切っても構わないと思います。ある程度のキャッシュフローを確保できる環境にあるのならば、借金さえしなければ保有現金0円の状況は全然OKです。

 

 証券会社の担当の方からは、「そろそろ動かないんですか?」といった電話をもらうこともありますが、買うべきものがないのであれば一切動かないです。

 

 もし「投資のコツは何か」と聞かれたなら私は「どれだけ長く継続できるか」だと答えます。途中で焦れてしまったり、嫌になって保有株を整理してやめてしまわない限り、必ず絶好の買い場は訪れます。

 

 ここ数年の相場環境は恵まれすぎており、市場参加者の多くは買付の感覚が甘くなっているように私には感じられます。

 

 待つことが最善手となる。投資の世界には往往にしてあることです。

 

 




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